XMPメモリをオーバークロックしてみた
使用メモリ
CORSAIR DDR4 メモリモジュール VENGEANCE LPX Series 8GB×2枚キット CMK16GX4M2A2666C16
- 出版社/メーカー: Corsair
- 発売日: 2015/08/01
- メディア: Personal Computers
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こちらを使用しています。こちらはデフォルトではDDR4ー2133MHzとして動作するのですが、マザーボードでXMPプロファイルをロードすると、DDR4-2666MHzとして動作します。
XMPプロファイルを読み込ませると、メモリクロック、アクセスタイミング、電圧などが自動で設定されます。
メモリクロックと電圧くらいはなんとかなっても、アクセスタイミングは自分はさっぱりわからないのでとても助かります。
今回、2133MHz、2666MHz、3000MHzでいろいろとベンチマークをしてみました。
マザーボードの設定
これはJEDEC規格です。周波数と電圧以外意味不明です。
こちらがXMPプロファイル。電圧は1.20Vのまま、ほかの数字がいろいろ変わっています。
こちらは、XMP1を読み込んだ後、周波数のみ3000MHzに変更したところです。
3200MHzでは、OS起動前にbiosエラーが発生し、OS起動後にタスクマネージャーで確認したところ、2133MHzで動作していたので、3200MHzでは設定を変えないと起動しないようです。今回はちょっと知識が足りなさすぎるので、3000MHzでいろいろ測定しました。
ちなみにCPUは6700kを4.5GHzにオーバークロックしています。
intel extreme tuning utilityでのベンチマーク
2133MHz
2666MHz
3000MHz
メモリのオーバークロックの効果が数字ではっきりと表れました。
2133MHzは低すぎる気もしますが・・・
FireStrike
続いてFireStrikeです。これより先は、2666MHzは省略しました。
2133MHz
3000MHz
ほぼ一緒ですね。特に効果はありません。
Rise of the TombRaiderのベンチマーク
2133MHz
3000MHz
これも誤差の範囲内でしょうか?ゲームをするのに、メモリ速度はそんなに関係がないのかもしれません。
CPUがボトルネックとなる場合、また結果も変わってくるかもしれません。
また、QSVを利用したエンコードの場合、メモリ速度でエンコード速度もかわるようです。自分はAdobe Premiere Pro CC 2017というソフトを利用しているので関係なさそうですが、AVIUTLならQSVエンコードが可能ですので、少しでもエンコード速度を早くしたい方は、メモリ速度も一度確認してみるといいかもしれませんね。
オマケ
ちなみに1600MHzでもFireStrikeをやってみました。
どこかでXMPプロファイルをロードすると、消費電力があがると見たので、逆にダウンクロックしてみました。
消費電力を計測する手段がないので計測していませんが、1600MHzでもスコアはそんなにかわりませんでした。
ゲーミングPCを自作したりBTOで購入したりするときに、メモリを高いOCメモリとかにする必要性はとくになさそうですね。DDR3-1600で十分なのかもしれません。
記事とは関係ありませんが、6700k@4.5GHzからRyzen 7 1700に乗り換えて、エンコードがどれくらい早くなるのか気になります。WindowsアップデートでRyzenのゲームパフォーマンスが向上したって記事をどこかで見ましたが、6700kとそんなにかわらず、エンコード速度がかなり早くなるなら、買い替えようかな~って思っています。